設立の想い
当協会は 現役学生に「本気の大人と交流する用事を提供する」活動を行います。それをキッカケとして 「なりたい自分」について自ら考え自立能動的に行動できる志をもった価値ある人材を社会に多く輩出する事を目的としています。
就職活動が内定獲得のみを目的とした就社活動になっている。
多くの会社説明会に参加し「給料」「条件」「世間体」を判断基準に就職すると3年以内に退職するミスマッチが多数見受けられます。国家にとっても企業にとっても個人にとっても大きな損失です。
大学は専門教育・研究機関であって就職予備校ではない。
高校までは将来の自分の可能性を広げる為の期間です。だから基礎体力・基礎学力を高める事が目的です。大学では社会に出るまでの準備をする期間です。だから自分が社会で果たす役割や目標に向かって、自分に不足している何かを見つけ自ら獲得する必要があります。ところが今の学生たちには自分の目標を見つける力を養う機会があまりありません。
多くの「本気の大人」と出会う場がない。
残念ながら一般的な学生が出会える大人は限られています。
両親・親戚・先生・バイト先で出会う大人くらいでしょう。
生きる目的を持った生身の人間である「本気の大人」との出会いによって、自分にとってカッコイイ大人・尊敬できる大人・目標とする大人を見つけることが出来ます。
プロスポーツの世界では未来ある若者の育成活動が行われている。
現在活躍中の野球選手やサッカー選手・テニス選手だってみんな子供の頃に、有名選手との交流の機会があったことは周知の事実です。
プロスポーツ選手はみんな少年少女ファンを大切にすることが将来の日本の発展に必要なことだと理解し、そのような活動を積極的に行っています。
ビジネスの世界でも同様であるべきなのに 未来の人材を育成する活動が積極的に行われているとは言えません。
目標とする事例は日本マグドナルド藤田 田氏とソフトバンク孫 正義氏。
孫氏は高校時代に藤田氏に会いに行った。最初は門前払いを受けるが、何度も訪れて根負けした藤田氏にコンピューターを学ぶように助言された。そして今日のソフトバンクがあるのです。
成功した孫氏が藤田氏を食事に招待し、藤田氏はあの時尋ねてきた高校生が孫氏だったかと驚き、非常に感激し、孫氏に自社パソコン300台を発注したといいます。
このような出会いは経営者にとっては忘れてしまうような些細な事であっても、学生にとっては本人の一生を左右する、ひょっとしたら日本を変える、世界を変えるような大きなキッカケになります。
そこで国家発展の為の人材育成を、教育機関だけに任せるのではなく 企業の社会的責任として 就業前の現役学生に経営者がコミットする社会を創る必要があると考えました。
よってここに「自らに挑み、未来を拓く」若者を輩出する為に
[経営者が現役学生を育てる社会を創る]というビジョンを掲げ
一般社団法人経営者学生交流協会の設立を発起する次第です。
2014年10月10日
設立時代表理事
公開日: